2012年3月4日の感動

感動。

2日の15時半ごろ、携帯に知らない方から電話があった。

「篠崎ゆかりさんですか?実は・・父がガンの末期でもう長くはな?いのですが、何がしたい?と聞いたら篠崎ゆかりの歌が聴きたいと言うのです。ネットで調べて音源を聴かせたらそうだ、そうだと言うので、すぐにCDを送って下さい」

私は涙が溢れた。
言葉が見つからず胸が一杯になった。

帰宅してすぐにお手紙を書き、千葉県まですぐに郵送した。

おじ様の心が少しでも穏やかになりますように。と。

3日の昼に打ち合わせで会ったマネージャーに話を伝えた。

迷い、考えた結果、私とマネージャーは3日の仕事を終え仕事の予定を調節して急遽、千葉に向かった。

千葉県千種新田。
名古屋からは6時間以上。夜中12時30分に出て休憩しながら朝9時に着いた。

お電話を頂いた家族の方に行くことも伝えず急遽向かったため会えるかどうかも分からなく、色々な不安を抱きながら電話をする。

「CDを郵送するだけでは心残りで今、千種新田に来ています。」

奥様と娘さんが待ち合わせ場所にすぐに来て下さる。
びっくりされて涙ぐみながら、すぐに病院に向かう。

まだ商品化していない3枚目のCDと、マネージャーが用意してくれた音符とハートの沢山の風船を持ち病院へ。

「体調が不安定なため歌手の篠崎ゆかりさんとわからないかもしれません」
「全然大丈夫です」
「でもきっと大丈夫です」と体温検査、マスクをして病室へ。

初めてお会いするとしおさん。

としおさんは私を分かって下さり涙ぐんで喜んで下さる。

少しお話をして、その後、カラオケ音源を流し、としおさんの手を繋ぎ、旅立ちの日に、マイウェイを?歌う。

としおさんは涙いて聴いて下さった。涙がでると私の手を何度もギュッと握り返してくれた。
「伝わっているよ」って肌で感じた。涙が流れる。

歌い終わると、体が辛い中、私の手を繋ぎこれからもがんばれ、がんばれ、って手をさすってくれた。
涙が止まらなかった。私はこの瞬間を生涯忘れることはないと思う。

としおさんは次回はコンサートを一番前で見ると言って下さった。元気になるよ!って。

名古屋へ帰る道、感動が止まず涙が止まらない。

24時間の旅は一生忘れられない宝物となった。

千葉へ行くことに対し迷っていた私の背中を押して時間の調整をしてくれて長い距離を運転をしてくれたマネージャーには感謝で一杯です。

私のやりたい活動の本質を体力の限界まで行い、心一杯で感じた。

「今回、その場にいれたこと、自分が生まれてきたこと、あらゆるすべての環境に初めて感謝した」
マネージャーが泣いて言ってくれた。
なんて素晴らしい言葉なのかと感動して涙が出た。

名古屋に着いて、マネージャーのアイデアで病院で取った写真をA4に現像して額にいれて郵送。

これからも私たちは前を向き勇気、希望を伝える活動をすることを誓った。

やりたい活動を一度でも多くやっていくためにも、笑顔を伝え多くの方々に応援を頂ける自分にならなくてはと思う。

私のまだ完治しない心に久しぶりに温かさを感じた。

そして、この感動を多くの方々に経験して頂きたいと思った。
豊かなる感動を。

感謝。感動。
2012年も夢を実現に篠崎ゆかりはがんばります!!
皆様、応援を宜しくお願い申し上げます。

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