東海財界 芸能サロン 12月号 篠崎ゆかり掲載されました。 

 

東海財界 芸能サロン 12月号

「芸能サロン」

 

現在クラシック歌手を中心として、いろいろな所で活躍している篠崎ゆかりさん。

今年は、日本で最高峰と言われるオペラ団体「藤原歌劇団」の正団員になった、今一番ホットな歌手である。そんな篠崎さんにいつ頃から歌う事を始めたのかと聞いたところ、「私は高校生の頃、クリスマスの時期に栄のクリスタル広場で行われる聖歌隊のオーディションを受けました。

その当時は音楽自体は好きでしたが、特別歌をという感じではなかったです。

オーディションに受かった事がきっかけで、先生から進路相談の時に「なぜ、あなたは人を感動させる歌を歌う事が出来るのに、歌をやらないのか。」という一言で自分の将来をしっかり考え、音楽大学を目指す事を決めました。

時期が高校二年生の9月頃だったので、人の中ではかなり遅かったと思います。

先生の一言が無ければ、この道はなかったですね。」

と、篠崎さん。

 

小さい頃から歌う事に関しては評判だった模様で、歌の世界に入って行く事は自然のことだったのかもしれない。

 

「音楽大学を出た後、大学院に入って気づいたのですが、年々歌い続けて行く人は減っていってしまい、この世界はなんと厳しいものだと感じました。それでも私を支えてくれた皆さんが応援してくれていたので、私は続けることができ、今でも歌う事が出来ると感じ、私は恵まれているのではないでしょうか?」

 

どれくらい素晴らしい歌声を持っていても、歌う場所がなければ続けられないし、歌う場所が与えられても魅力が無ければ、続ける事は出来ない。

篠崎さんはその両方を持っているので続けられるのだろう。

そんな篠崎さんは以前不思議な出会いを経験したことがあると言う。

 

「知らない人からその人の父親病がんの末期で、最後に何がしたいと言う所で、私の歌を聴きたいのでCDが欲しいと問い合わせがありました。その時の私は母を亡くして半年くらいだった頃でしたから、その方の所え向かい、病室で歌わせて頂きました。いまだにその方が、どこで私の歌を聴いたのかわかりませんが、その時以降、より強く聞いていて下さる人の為に歌わなければと感じました。」

 

一時は、何の為に歌っているのか見失う事もあったが、今では人の心を癒せる歌手になりたいと語ってくれた。

 

今の私にとって、言われて嬉しい事は、「あなたの歌を聴いていて、何だか知らないけれど涙が出てきた」のような言葉です。その言葉を聞くだけで次もまた、頑張ろうと言う気になります。12月8日には名東文化小劇場においてチャリティークリスマスコンサートを開催する。1年の終わりに、多くの人を魅了するその歌声に耳を傾け、心の中に溜まったモノを洗い流してはいあかが。

 

問い合わせ先

篠崎ゆかりを聴く会

052-704-1464

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